Better Days!

面白い本や映画・美味しいもの・週末は競馬予想も。

聲の形~ 障がいをテーマにした漫画は初見でした・・・。

 

こんにちは。くろくまです。

神奈川は海の日らしい、暑い三連休でした。

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くろくまはお出かけせずに、近所の中華屋さんで

昼から生ビールと餃子をやっつけましたよ。おかげで午後はダウンでした。(-_-)zzz

 

 

たっぷり休んだので、さっそくブログ更新していきましょう!

今日はコミック評を。

 

~聲(こえ)の形 大今良時

 

新しい漫画のジャンル? 『障がい』~

 

漫画にもいろんなジャンルがありますよね。

ギャグ、スポーツ、恋愛、SF、ホラー、etc・・・・。

この漫画は、『耳が聞こえない』という障がいを持った女の子と、

たまたまその子と同級生になった少年との交流を描いた漫画です。

 

交流、と言っても、実は物語の最初では、主人公は少女をいじめてしまいます。

設定は小学校6年生。反抗期も重なっているのでしょう、かなりキツイいじめ方を

してしまいます。

 

結果的に少女は転校を余儀なくされるのですが、その後、今度は主人公の少年が

その責任を重く引きずることになります。

いじめているときは、自他ともに認めるクラスの人気者でしたが、

転校という形で問題が表面化したことで、周囲も一斉に主人公に責任を負わせ、

今度は彼がつまはじきにされてしまったのです。

 

読みどころは主人公の心の変化~

 

時は過ぎ、高校生になった主人公は、すべてを清算して人生を終えようと、

身辺を整理し、少女を探しに出かけます。

少女に出会い、思いのたけを伝えると、意外にも少女からは『またね』のサインが。

 

『自分はこれからも君に会いに行っていいのか・・・?』

 

主人公の自問自答が始まります。自分のしてしまったこととの葛藤が続きます。

ただその葛藤に向き合うことで、一度は生きる意味を見失った少年が、

かつていじめていた少女から生きる力を得ていくことになります。

 

もちろん物語には2人以外にも、家族や級友、先生(大人)たちも絡み合い、

トーリーにいろんな起伏をもたらします。

この人間描写が、人の黒い部分というか、裏の心情というか、そういったものを

リアルに描いていて、読んでいるこっち側も苦しくなるようなときがあります。

 

 

主人公の視点~ 顔に×印

 

主人公の少年は少女をいじめてしまったことによって、一番多感な時期を

自分の殻に閉じこもって成長することになりました。

高校生になった少年には、他者と深く交わる気持ちがまったく無くなってしまい、

それを表現する描き方が、『×印』で表されていて興味深いです。

 

どういうことかというと、主人公の視点のコマ割りの時には、登場人物の顔に

大きく×印がかぶさって、顔がはっきりわからないようになっているんですね。

つまり、主人公には他者と関わる意識が無い=他者を認識できない、ということです。

この描き方、読者が主人公の気持ちに入り込める、とっても上手い描き方だと

思いました。

 

そして物語が進むにつれ、少女との交流がどのように変化をもたらすのか・・・。

そのあたりは是非本作をご覧いただければと思います。

全7巻なので、ご購入されても、漫画喫茶などで一気読みされてもよいかと思います。

良作ですよ。

 

おススメ漫画、小説、映画、ドラマなどがあったら教えてくださいね。

くろくまでした。