Better Days!

面白い本や映画・美味しいもの・週末は競馬予想も。

家斉の料理番~ 将軍直々のミッションは・・・温かいご飯?

 

こんにちは。くろくまです。

最近はジムで運動を頑張っていますが、それ以上に頑張って食べちゃう自分がいます。

 

・・・・夏の間にもう少しこぐまになりたいと思います。( ;∀;)

 

 

今日は書評でいきましょう。

 

~家斉の料理番 福原俊彦~ 

家斉の料理番 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

家斉の料理番 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)

 

 

大変失礼ながら、この本を読むまで作者の福原俊彦さんは存じておりませんでした。

著者紹介を見ますと1977年生まれということで、まだお若いんですね。

 

 

あらすじ~

 

江戸は十一代将軍家斉の時代、江戸城の御膳所を司るのは御膳奉行の藤村幸之進。

江戸城はいまや日本を支配する江戸幕府の象徴であり、また大名・旗本たちの集まる

日本一大きな職場でもありました。そこでは彼らの食事を賄う台所仕事も、

立派な武士の務めの一つでした。

 

その中でも、将軍に提供する食事の一切を賄うのが御膳台所です。

もちろん徹底的に吟味した材料が揃えられるのですが、安全や健康に留意した調理法が

最優先されるので、どうしても最高の味を求めるわけにはいかない事情がありました。

 

将軍家斉は壮健な男でした。妾に四十人も子供を産ませるほど、

達者が過ぎる男でした。当然、食にも人並外れたこだわりを持つ

美食家でもありました。

 

しかし将軍の口に入るのは、せっかくの素材を活かしきれないばかりか、

何重にも毒見を重ね、冷め切った料理ばかり。

そんな城内での食事に我慢ができない家斉は、ひそかに幸之進に命じます。

城外で身分を隠して食事をさせろと。

将軍の命には逆らえませんし、かといって誰にでも協力を求められるものでも

ありません。幸之進自身も料理の腕を磨き、将軍に料理をふるまいますが、

早く信頼に足る凄腕の料理人を見つけることが必要でした。

f:id:better_days:20170721003207p:plain

 

 

 

だいたいこんな感じで序章が始まっていきます。

 

 

幸之進は忠義に厚い男です。考えてみれば、御膳台所の責任者たる幸之進が、

将軍を城外へ連れ出して毒見無しの食事をさせるなど、めちゃくちゃな話です。

生半可な覚悟では、到底受け止めきれない使命だと思います。

 

しかも物語の冒頭で、さっそく城内の食事に毒が混入する事件が

起こっちゃうんですから。

 

そんな中でお忍びのミッションが続くのですが、周りにばれないように

隠してはいても、どこからか噂は立つものです。城外に連れ出していることまでは

ばれずとも、将軍と幸之進の間には何か特別な関係があるのでは?と勘繰る輩も

出てきたりして、そこに城内の権力争いなども絡んでストーリーは進んでいきます。

 

 

凄腕の料理人も出てくるのですが、どうもこの権力争いに一枚噛んでいる節があり、

幸之進も信頼しきれません。

とにかく、絶対の信頼がおける人物でなければ、将軍に毒見無しの温かい食事を

作らせることはできないのです。

 

 

なかなか面白そうなストーリーだと思いませんか?

僕は読んでいて、なんとなく釣りバカ日誌の浜ちゃんとスーさんを

連想しちゃいました。

 

将軍が身分を隠して城外へ出かけ、家来が美味しいものを教えてあげる。

= スーさんが社長の身分を隠して浜ちゃんと釣りに行く、みたいな。( ´艸`)

 

 

歴史小説のジャンルになりますが、いたって読みやすいですよ。

読後感もさわやかです。おススメいたします。

 

くろくまでした。