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夕凪の街 桜の国~ 戦争は知らなくても、8月にヒロシマ・ナガサキを想う気持ちは伝えたい・・・。

 

こんにちは。くろくまです。

 

今日は8月3日です。昭和20年、ヒロシマに原爆が投下されたのは8月6日でした。

毎年思うのですが、大人になると8月6日ってまだまだ仕事日で、

お盆前で片付けなきゃならない仕事でバタバタして、

気付いたら『あ、今日は原爆の日だ』って思い出すことが多いです。

 

僕は40代前半ですが、おじいちゃんおばあちゃんが戦争体験者で、子どものころは

実際の体験談を聞けた世代です。読むもの聞くものも、まだギリギリ戦争のにおいが

感じられるような質感があったように思います。

 

僕よりも下の世代、とくに今の子供たちには戦争の話はどう伝わるのでしょうか。

 

蝉がミンミン鳴くカラッと晴れた夏の青空を見ても、僕は体験してもいない

戦争や原爆のイメージで、何故か心の底2割くらいに物哀しい気持ちが生まれます。

でもそれは日本人として大事な気持ちのような気がしています・・・。

 

僕は 広島には訪れましたが、まだ長崎は未訪です。

ですが必ず一度は慰霊の訪問をしたいと思っております。

 

 

さて本日は、

『あ、今日は原爆の日だった』なんて当日に思い出すことのないよう、

前倒しでコミック紹介をしたいと思います。映画にもなっています。

 

 

~夕凪の街 桜の国 こうの史代

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今日はあらすじはとくに書きません。

戦争・原爆をテーマに、過去と現代の2つの時間軸で物語は構成されています。

 

原爆テーマのコミックといえば、おそらく『はだしのゲン』がもっとも有名で

多くの方に読まれていると思います。原爆投下時の悲惨な描写が、子供心に

トラウマになった人も多かったのではないでしょうか。

 

この『夕凪の街 桜の国』は、こうの史代さんの作風でもあるのですが、

全体的におっとりした空気が流れています。とぼけた雰囲気とでも言いましょうか。

 

そのゆったりとした空気感と、戦争・原爆のもたらす災禍との対比が

物語の哀しさを際立たせます。

そして、戦時下の話だけにとどまらず、その孫世代の物語にもシフトしていきます。

 

今回この本・映画を取り上げたのは、この部分が興味深かったからです。

過去に戦争・原爆というこんな悲惨な出来事がありましたよ、だけで終わらず、

私たち世代に絡めたストーリーが続いているところに、良さがあると思うのです。

 

 

どうしたって、これから先は戦争・原爆のリアル感は薄れていくはずです。

これは時間経過の話ですから、どうしようもありません。

 

ただこの本・映画のように、自身と過去には何かしらのつながりがあるはずです。

自分からそれを知ろうとする気持ちを持てば、そしてそう思う人が多ければ多いほど、

これからも原爆の日終戦記念日に、深い哀悼の意を持ち続ける国でいられるのでは

ないでしょうか。

 

 

こうの史代さんは、『この世界の片隅に』で大きくフィーチャーされましたね。

もうご存知の方も多いと思います。

あわせて今日おススメした『夕凪の街 ~ 』もご覧ください。

その他の作品も、独特のゆったりおっとりした作風がきっと気に入ると思いますよ。

 

くろくまでした。