Better Days!

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12人の怒れる男~ ワンシチュエーションの傑作映画です。

 

こんにちは。くろくまです。

台風5号が、ものすごくゆっくり列島を縦断しています。

明日の朝は関東も激しい雨が予想されますので、

通勤通学、融通の利く方はご無理のないようにお気を付けください。('ω')

 

 

さて今日のブログは映画紹介でいきましょう。

僕が昔から大好きな作品で、

~12人の怒れる男~ (1957・米)です。

 

あらすじ~

殺人の罪に問われた少年の裁判で、12人の陪審員が裁判所の一室で議論を始める。

状況は極めて少年に不利であり、証拠・証言をもとに少年の有罪は明らか、という

空気が最初から漂っていた。

 

陪審員は半ばボランティアのようなものであり、彼らは皆さっさと有罪の結論を出して

帰れるものと思っていた。

さっそく決を採るが、予想に反して一人だけ『無罪』を主張する者が現れる。

 

陪審員の評議は全員一致が原則。

無罪を唱えた陪審員に、他の陪審員たちが敵意の目を向ける。

 

『私たちが少年の人生を決めてしまうのに、何も議論しなくてもよいのか。』

『ほんの少しだけ、皆で考えてみようではないか。』

 

そう訴える一人の陪審員の声で、しぶしぶ他の者たちも評議を続けることに。

ところが議論を進めるにつれて、早々に散会されようとしていた評議は

思わぬ方向に進んでいく・・・。

 

 

きっかけは舞台鑑賞から~

 

僕はこの作品を、映画よりも先に舞台演劇で観ました。高校の授業の一環で、

街の文化会館みたいなところに学年全体で観に行った覚えがあります。

 

『え~、高校生で演劇鑑賞なんて』という気持ちは、当時から真面目な(?)

僕ですらありましたし、友人たちも大して気乗りしない様子で席についていました。

 

ところが演劇というのはすごいものですね、始まってすぐに舞台に引き込まれて

しまいました。学年全体が真剣に鑑賞し、笑い、ラストは大拍手。☆

僕も素晴らしいものを観たな、という満足感とともに、

この『12人の怒れる男』という話にとても興味が湧いてきました。

 

その後、映画があることを知り、当時はレンタルビデオ屋ですね、借りに行きました。

まさかの『白黒』に少々びっくりしましたが、舞台で見たストーリーを再び

映画で味わうことができました。もちろんお気に入りの一本になりました。

 

大学入った頃は新しく知り合った人とかに

『好きな映画って何?』とか聞かれたりするんですよね。

そうするとちょっとカッコつけて(古い映画を言うのがカッコいいと思ったから)

『ん~、12人の怒れる男とか好きかな。』なんてしばらく言ってた気もします。

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終始、一つの部屋の中で話が進んでいく~

 

この映画の一番の特徴は、場所の移動がまったくないことです。

上映時間96分、ラストシーンで室外に出る以外はすべて会議室の中で

話が進んでいきます。

 

それでも飽きることなく観ていられるのは、まず12人それぞれの性格描写が

次第にはっきりしていくこと、そして変化していくことにあると思います。

 

あらすじでも述べましたが、話の設定としては、被告少年の絶対的不利な状況から

スタートします。陪審員のほとんどは今回は簡単な裁判だと決めつけており、

緊張感もプレッシャーもない、『素』の状態です。

 

ところが議論が白熱してくると、喜怒哀楽の感情があらわになってきて、

各人の持つ隠れた心理が見え隠れしてくるのです。

 

一番露骨に見えてくるのは差別意識でしょうか。

被告の少年に対してだけでなく、議論する陪審員の間でも、

弱者(おとなしい者や老人)をさげすむようなやり取りが交わされたりします。

『3人集まれば派閥ができる』といいますが、この評議のシーンを通じて

人が人を裁くことの根っこの問題を見せつけられるような気がします。

 

 

オマージュ、そしてリメイク~

 

有名なオマージュ邦画で『12人の優しい日本人』をご存知の方も多いかと思います。

こちらしか見てないって方も少なくないんじゃないでしょうか。

12人の優しい日本人 [DVD]

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うまーく原作をもじってますよね。

なんというか、しっかり原作をいたずらしている感じ。

へんな真似っこをしよう、ではなくて、これはこれできちんと仕上がっている

映画です。面白いです。

 

 

また、2007年にはロシア人の監督によってリメイクもされています。

12人の怒れる男 [DVD]

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僕は劇場に観に行ってるんですが、いまいち記憶がない。(゚Д゚;)

評価は高いみたいですけどね。僕は全然思い出せない。

僕にとっては原作の印象が強すぎるんでしょう。

 

 

古い映画ですが、傑作だと思います。強くおススメいたします。

未鑑賞の方は是非ご覧ください。( ´艸`)

くろくまでした。

 

hulu